社会福祉法人 札幌緑花会

札幌地区 緑ヶ丘療育園

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療養介護・医療型障害児入所施設 緑ヶ丘療育園

施設の特色

緑ヶ丘療育園は医療法に基づく病院(標榜科:小児科、内科、精神科)であるとともに、児童福祉法に規定される医療型障害児入所施設であり、障害者総合支援法に基づく療養介護を提供する福祉施設でもあります。

病院としては、3つの療育棟に精神病床166床(施設入所定員160床、精神保健福祉法による医療保護入院・任意入院枠6床)を備え、入所利用者には常勤医による診療に加えて、非常勤専門医(皮膚科、整形外科)による定期診察ならびに週2回の訪問歯科診療が行われています。

福祉施設としては、重症心身障害児者入所施設としての役割のほか、在宅の重症心身障害児者に対しての短期入所事業、併設するデイ緑ヶ丘での生活保護・児童発達支援・放課後等デイサービス事業などの各種サービスを行っています。

各部門の紹介

医局

常勤医師と非常勤医師により3つの療育棟の入所利用者さんの健康管理を行っています。利用者さんが体調を崩された時には詳細に診察したうえで、必要な検査を行い、適切な治療を迅速に行うよう心がけていますが、重症化し、専門的治療が必要になった場合には北海道医療センターなどの専門医療機関に入院治療をお願いしています。
在宅支援としては短期入所利用の際とデイ緑ヶ丘通所利用の際に利用者さんの体調チェックを行っています。
当施設は日本てんかん学会研修施設に認定されていますが、てんかん外来ではてんかん診療のみならず、重症心身障害や精神障害などの合併症に関しても包括的に対応するようにしています。

医師構成

常勤医師5名と非常勤医師3名の体制で診療を行っています。

常勤医師 非常勤医師
    梅津 征夫(小児科、内科):理事長     大河原 章(皮膚科)
    皆川 公夫(小児科、内科):院長     渡辺 学(精神科)
    武田 洋司(精神科):副院長     柴田 理恵子(整形外科)
    山田 智子(小児科、内科)
    小林 武志(内科)

診療体制

診療時間 は月曜日から金曜日の 9:00~17:00です。

皆川 公夫 武田 洋司 皆川 公夫 皆川 公夫 皆川 公夫
武田 洋司 梅津 征夫 武田 洋司 梅津 征夫 武田 洋司
梅津 征夫 山田 智子 山田 智子 山田 智子 梅津 征夫
山田 智子 小林 武志 小林 武志 小林 武志
小林 武志 大河原 章
(午前のみ)
柴田 理恵子
(隔週午後のみ)
渡辺 学

専門外来

てんかん外来 診療日:月・水・木・金曜日 午前・午後
担当:皆川 公夫(日本てんかん学会専門医)
精神科外来 診療日:木曜日 午後
担当:渡辺 学

看護部

看護部理念

  • 1)利用者の人権と意志を尊重し、個々のニーズを的確に捉え、やさしさと思いやりのある看護を提供する
  • 2)専門的な知識と技術に基づいた、安全で安楽の質が高い看護を提供する

緑ヶ丘療育園は、基礎疾患をもった重症心身障害児(者)が生涯を過ごす場所です。
私たち看護師は、看護の原点を意識し環境を整える努力をしています。
当施設の利用者には、お腹の調子が悪くても食事をされる方、骨折をしていても歩行をする方、感染症になっていても安静を保つことができない方、痛い痒いなどの症状を訴えることができない方がいます。

緑ヶ丘療育園の看護理念にあるように、看護の「看」は手と目でできています。毎日いろいろな角度から利用者を手と目で観察することを訓練し、いつも傍にいて「かゆい所に手が届く」様な看護を提供したいと思います。

私たち看護師の配慮のない態度や言葉づかい、利用者の安全な生活を阻害するようなお世話(看護技術)の仕方は利用者により多くの苦痛を与え、その結果辛い日々を送ることにもなりかねません。

「自 分の子供だったら…、親・兄弟だったら…、」という当たり前の感覚を決して忘れず、やさしい丁寧な看護が提供できることが私たちの目標です。利用者が生ま れもつ力強いエネルギー、その力を十分に発揮できるようにサポートし、高齢化する中でさまざまな問題や課題を”チーム“で支えていきます。

支援部

支援部では緑ヶ丘療育園の基本姿勢に基づいた次の支援目標を掲げています。

集団の中で一人ひとりの願いが消えてしまわないように「どうしたら叶えられるか」を考えます。日常生活の中に楽しみのある日中活動を、年齢や障害に合わせて実施できる様に、季節に合わせた活動、個別に合わせた選択活動等を展開していきます。

毎日の暮らしの援助を「優しく」「急がず」進める事でお互いが仲良くなれます。高齢化、重度化が進む中、生活環境を常に見直し、利用者に優しい環境を提供するよう心掛けます。

医療も生活も、「今やっている事が一番良い方法」と決めつける事は出来ません。色々な取り組みをして、利用者の姿を見つめる事を大切にします。画一的な方法ではなく、柔軟な方法で、取り組みを検討していきます。

主な支援活動

週末のショートステイ活動の実施

週末にショートステイをご利用される利用者に対し、ショートステイ室などでグループ活動を展開しています。一緒に食事をしたり、散歩や音楽を楽しんだりして過ごします。リラックスできるウオーターベッドをはじめ絵本や玩具も用意しています。

全体支援活動

1.戸外活動

(1)外遊び
前庭での日光浴やシャボン玉等の戸外遊びをします。
(2)ハイキング
近郊の公園を散策し、歌やゲームで遊びます。
(3)水遊び
ビニールプールに水を張り、中庭で水遊びをします。
(4)雪中レク
雪中宝探し・雪だるま作成をし、冬の季節感を楽しんでもらっています。

2.屋内活動

(1)ストレッチクラブ
リラクゼーションを目的に、静かな環境で四肢のマッサージ・ストレッチを行います。
(2)エステサロン
男女問わず全身のマッサージや女性向けのネイル、メイクアップを行います。
(3)お化け屋敷
夏の風物詩、お化け屋敷の雰囲気を楽しみます。
(4)盆踊り
ミニやぐらを設営し、歌や踊りの他、和太鼓を叩いて盆踊りの音楽を流し季節の行事を楽しみます。
(5)生け花
生け花を使い、芸術の秋を楽しみます。
(6)レッツ・クッキング
調理を楽しむと同時に、自分で作ったものを味わいます。
(7)ハロウィン・パレード
利用者と職員が仮装し、施設内を練り歩きます。
(8)運動会
借り物競争、玉入れ等の競技を行います。
(9)クリスマス会
様々な内容を企画し、クリスマスの雰囲気を楽しみます。
(10)正月運だめし
会議室内を神社に見立て、初詣の雰囲気を味わいます。
(11)節分
職員が仮装した鬼に豆まきを行い、季節行事を楽しみます。
(12)造形活動
季節ごとの壁飾りや、ふれあい祭りのポスターを作成します。
(13)雨天時の活動~映画鑑賞会・粘土遊び
雨天時に機能回復訓練室にて、映画鑑賞会・粘土遊びを行います。

3.ヤング支援活動

若い利用者をメンバーとし、体力に合った活動を行います。

療育棟

1.各療育棟の構成

2016.4.1現在

1階療育棟 2階療育棟 3階療育棟
男女数 男性28名・女性27名 男性29名・女性24名 男性28名・女性24名
年齢 19歳~79歳 24歳~73歳 26歳~68歳
平均年齢 52.5歳 53.6歳 51.5歳
車椅子使用者 39名 42名 21名
食事全介助者 経管10名・全介助19名 経管16名・全20名 全介助28名
オムツ使用者 33名 37名 30名
視・聴覚障害者 5名 7名 7名

2.1階療育棟

1)園生構成~男女混合編成で、日常生活では全面介助で、医療ケアを必要とする女性利用者と、一部介助を要するもの、自ら活動しようとする利用者まで障害の程度、適用能力・年齢に幅があります。高齢化対策を含む幅広い援助を必要とされる利用者の構成になっています。

2)運 営~生活体を2つに分け、A生活体は女性2グループ、B生活体は男性2グループに分け運営しています。

・A1生活体:日常的にベッド生活を中心とし、全面介助・医療を必要とする利用者。女性10名。
・A2生活体:生活全般に介助と一部医療ケアを必要とする利用者と、日常生活動作について一部介 助を要するが自ら活動しようとする利用者。女性17名。
・B1生活体:生活全般に介助を要し一部医療を必要とする利用者と、日常生活動作について一部介助を要するが自ら活動使用とする利用者。男性18名。
・B2生活体:生活全般に介助を要するも、一部自ら活動しよとする利用者。 男性10名。

3.2階療育棟

1)園生構成~男女混合編成で、日常生活では全面介助で、医療ケアを必要とする男性利用者と、ー部介助を要するもの、自ら活動しようとする利用者まで障害の程度・適応能力・年齢に幅があります。高齢化対策を含む幅広い援助を必要とされる利用者の構成になっています。

2)運 営~生活体を2に分け、A生活体は男性2グループ、B生活体は女性グループとして運営しています。

・A1生活体 : 日常的にベッド生活を中心とした全面介助、看護を必要とする利用者。男性15名。
・A2生活体 : 生活全般に介助を要する利用者と介助を要するが自ら活動しようとする利用者。男性16名。
・B生活体  : 生活全般に介助を要する利用者と介助を要するが自ら活動しようとする利用者。女性24名。

  4.3階療育棟

1)園生編成~男女混合編成で、日常生活に介助を必要とする利用者が多く、障害の程度・年齢・体力などにも幅のある編成になっています。行動障害を有する人達が比較的多い構成になっています。
2) 運    営~各生活体は4つの男女別グループに分かれ運営されています。

・A1生活体:歩行可能者・歩行時要介助者を含む日常生活動作について自ら活動しようとする女性12名。
・A2生活体:車椅子移動者9名、歩行時要介助者を含む女性12名。
・B1生活体:歩行可能及び歩行時歩行時要介助者16名及び車椅子移動者3名を含む男性19名。動きが活発で、行動障害を有する人達が比較的多い。
・B2生活体:車椅子移動者7名、歩行時要介助者2名を含む、男性9名。

外来

外来は現在2名の看護師が在籍しています。
日常業務としては、専門外来のてんかん外来と精神科外来の診療介助、新規短期入所利用者と新規デイ緑ヶ丘利用者の診察介助に加えて、花園学院利用者の定期診察や臨時診察の介助、外部施設利用者の定期診察の介助を行っています。また、採血、点滴の他、胃瘻交換や腎瘻交換の介助も行っています。
平成25年に開設されたてんかん外来には約230名の患者さまが定期的に通院されており、脳波検査、CT検査、血中濃度検査、抗てんかん薬副作用検査を行っています。外来ではてんかん外来の患者さまがこれらの検査を安心してスムーズに受けられるようサポートしたり、患者さまやご両親が抱えている様々な悩みなどをお聞きして看護師の立場からも応援していくよう配慮しています。
院内の療育棟との連携としては、中材業務、物品請求の管理、医療機器の定期点検を行っています。
これからも外来では患者さまやご家族の方々に安心して診察を受けていただけるようスタッフ一同努力してまいります。

薬局

薬局では現在薬剤師3名が在籍しています。
主な日常業務として、入院利用者様の処方調剤と各療育棟への交付業務、外来患者様の院外処方箋の確認や調剤、薬の説明書の交付などがあります。
調剤業務においては、散薬監査システムの導入や、交付前のダブルチェックなど、細心の注意を払ってお薬をお届けするように努めています。
また医師が指示した処方内容は、薬の量や剤形、重複、飲み合わせなどの確認を充分に行い交付しています。
各療育棟の担当薬剤師を決め、利用者様のニーズに合わせて錠剤の粉砕哉簡易懸濁法を取り入れ実施し、担当者が1日分ずつに仕分して棟に交付するなど、きめ細やか対応を心掛けています。
入院している利用者様や外来の患者様が、気楽に話しかけてもらえるような優しく暖かい薬局であるよう日々努めています。

放射線部

放射線部には一般撮影装置、透視撮影装置、CT装置の3種類の診断用機器があります。
2015年12月CT装置を、16列型マルチチャンネルCTに更新して運用を開始しました。
このCT装置は被ばく低減フィルターや任意の断面を作れるソフト、3D(立体像)等新しい技術が搭載された最新装置です。検査時間も大幅に短縮され、外来の患者さんや入所中の利用者さんの検査負担軽減に大いに役立っています。

検査室

検査室では血液検査、尿検査、真菌検査(水虫など)、インフルエンザウイルス検査などの検体検査と、患者様に直接接する脳波検査、心電図検査などの生理検査を行っています。
平成27年9月に脳波室の防音防磁工事が行われました。患者様のベッドがある部屋と技師の操作室が扉で仕切られ個室となり、以前より落ち着いた環境で脳波検査を行えるようになりました。
脳波検査では帽子に電極が付いているキャップタイプと1本ずつの頭皮に装着する皿電極があり、患者様の要望に合わせて使用しています。脳波検査は覚醒から 睡眠時の記録が異常波を検出するためにとても大切です。そのために検査時間は準備を含めると約1時間から1時間半かかります。いつもと違う環境では眠れな いという患者様もいらっしゃいますが、眠れない場合は医師の指示のもとに睡眠導入薬を使用することもあります。
脳波室では安心して検査を受けていただけるよう、部屋の明るさや温度の調整、ぬいぐるみ、おもちゃ、雑誌、DVD、時には童謡や演歌などのBGMを準備し検査を行っています。また、少しでも不安や緊張が和らぐような温かい検査室となるようスタッフ一同心がけています。
もし、このような環境であれば眠りやすいなど、ご要望がありましたらお気軽にスタッフまでお申し付けください。
また検査後は頭にゼリーなどが付きますので洗髪が可能です。シャンプー、コンディショナー、ドライヤー、タオル、ケープ、ブラシ等の準備もありますのでご利用ください。

訓練

訓練では作業療法士6名が在籍し、主に入所の方のリハビリ等を行っています。
身体機能の維持・改善や日常生活の支援などを実施しています。
そのほか、ポジショニング指導や補装具の作製に携わっています。

kari-14
座位や上肢機能の訓練
kari-13
座位や上肢機能の訓練
kari-15
移動能力の訓練
kari-17ポジショニング用の
クッション作成例
kurumaisu
座位保持装置の作成例

相談室

緑ヶ丘療育園の事業(福祉事業)を新規にご利用希望の方、ご利用中の方のための相談窓口です。
ケースワーカー1名体制で、院内各部門だけではなく、他院、他事業所、行政などと連携をとりながら業務を行っています。

○主な業務
院内事業の利用相談・手続きと、継続利用のための支援。
各種制度申請にかかる相談。手続き支援。
診断書・意見書・指示書等の作成支援。
*当院事業ご利用中の方の相談内容につきましては、制限はありませんが、内容により、地域相談支援をご紹介させていただくことがあります。

法律、制度は年々複雑に変わっていきますが、利用者の方や家族の「想い」も日々変わっていきます。一緒に考えながら、地域の生活のお手伝いをしていきたいと思っています。お気軽にご相談ください。

栄養

NST栄養サポートチーム

医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・育成職・調理師が協力し、利用者様の健康状態、嚥下機能、嗜好に合わせた食事の内容や形態、食器を検討し、安全で楽しい食事の提供を目指しています。
当施設では嚥下機能に合わせ、普通食・ソフト食・ゼリー食・流動食の4種類の形態を用意しています。
また、安全な水分摂取のための「お茶ゼリー」や、食の進まない方への「高栄養プリン」などの提供、アレルギーのある方へは確認作業を徹底して安全な「除去食」を提供するなど、出来るだけ多くのニーズに答えるよう日々努めています。

給食スタッフ

管理栄養士・病院給食専門調理師・調理師・他 計20名一同、NSTサポートチームと連携をとりながら、食べやすさだけではなく味と見た目にこだわり、常に新しいことへのチャレンジを忘れず安全で楽しい食事の提供に努力してまいります。

食事形態

普通食 ソフト食 ゼリー食 流動食 経管
特徴 嚥下機能は比較的良好
咀嚼が完全ではない
嚥下機能は低下
咀嚼が不十分
窒息のリスクがある
嚥下機能は低下
咽頭流入がある
水分・粒に誤嚥が認められる
嚥下機能は低下
固形物での窒息のリスクがある
内容 切り方・調理法で食べやすさに配慮する 舌やスプーン等で潰せる状態
圧力調理・ゼリー状・きさみ等
ゼリー状 ペースト状 濃厚流動食
普通食 ソフト食 ゼリー食
鶏の梅焼き kari-01 kari-02 kari-03
鮭のもみじ焼き kari-04 kari-05 kari-06

嚥下食いろいろ

見た目・味・食べやすさを工夫したソフト食、ゼリー食の一例

omuretu
オムレツゼリー
medamayaki
目玉焼きゼリー
sasimi
刺身ソフト
bekomoti
べこもちゼリー
susi
寿司ソフト
kayu1
粥ゼリー(100kcal)
purin
200kcalプリン
ion
イオンサポートゼリー
otya
お茶ゼリー

療養介護・医療型障害児入所施設 緑ヶ丘療育園
〒063-0003 北海道札幌市西区山の手3条12丁目3番12号
TEL.011-611-9301 FAX.011-621-7404
E-mail.midori@ryokkakai.or.jp